英語初心者歓迎!聞く&歌う英語~80年代 Rick Astley(リック・アストリー)

英語 - ビジネス英語から趣味まで

英語が苦手なら、聞く&歌う英語!

中学生の頃、筆者は英語が大好きでした。世界を見たくて、世界の人と話したくて、せっせと勉強に励んでいました。

中学の英語の先生が面白い先生で、マイケル・ジャクソンやビートルズの歌をディクテーション(音声を聞いて文字起こしする学習方法)の題材に使うなど、生徒の興味を引くような授業をしてくれていたことが幸いだったのかもしれません。

そんなこんなで洋楽に興味を持った私は、TSU〇AYAに行ってCDレンタル、カセットテープに録音。片面に入るよう曲の分数を計算したり、お気に入りのアーティストはちょっと奮発してメタルポジのカセットテープに録音したり。いやー、この話だけで3杯は飲めるな。

そしてお気に入りの曲を繰り返し繰り返し聞いて、英語のフレーズを覚えたものです。

今思えば、これってナチュラルな英語フレーズの習得にぴったりのアプローチ!!

ということで今回は、当時の筆者がご機嫌で歌っていたRick Astley(リック・アストリー)のヒット曲から、便利な英語フレーズをご紹介します~!

Never Gonna Give You Up

まずはこれ。2021年6月20日時点で、YouTube 再生回数9億7千超、1011万いいね。すごいなリック。(ちなみに、邦楽アーティストでは米津玄師「Lemon」が6億8千超で歴代トップ。よし、いいぞリック、まだいける。)

その素敵にぎこちないダンスにより “rick rolle”(動:リック・ロールする)”rickroll”(名:リック・ロール)という言葉も生み出した、超有名曲です。

作詞・作曲は ストック・エイトキン・ウォーターマン (Stock Aitken Waterman) 。Pete Waterman, Mike Stock, Matt Aitken の3人から成るイギリスの音楽プロデューサーチームで、当時の大ヒットメーカーですね。

彼らのヒットメーキングぶりが炸裂している、サビ部分のリフレインが印象的です。

Never gonna give you up

Never gonna let you down

Never gonna run around and desert you

Never gonna make you cry

Never gonna say goodbye

Never gonna tell a lie and hurt you

Rick Astley – Never Gonna Give You Up

Never(絶対~ない)とgonna (= going to, ~するよ、するつもり)を繰り返し、「絶対に~しないよ」という”君”への誓いを歌っているのですね。

さてこの中で取り上げたいのは、Never gonna run around and desert you の部分。

run aroundというのは「走り回る」だから、「絶対に走り回らないよ」??なんじゃそりゃ、レストランで走り回ってママに叱られたお子様か?!

いやいや実はこれ、「他の女のところを走り回らないよ」つまり「浮気しないよ」と言っているのですね~。

そしてdesertは、名詞では「砂漠」という意味ですが、動詞では「~を見捨てる」という意味があります。

名詞と動詞でアクセントの位置が違うので注意!

desert【dézərt】砂漠(名詞)
desert【dizə́ːrt】見捨てる(動詞)

ということで、Never gonna run around and desert you は、「絶対に浮気しないし、君を見捨てないよ」となります。

リックと一緒に歌うときには、♪ Never gonna run around and (ちょっときる)desert you ♪ のように、de-とse-でぐっぐっとリズムを刻むのがポイント~♬(あぁうまく表現できない、曲を聴いてください・・)

Together Forever

お次はこちら、『Never Gonna Give You Up』と同じくSAW(Stock Aitken Waterman/ ストック・エイトキン・ウォーターマン )のプロデュース。『Never~』には負けますが、YouTube1億2千超の再生回数を誇る人気曲です。

こちらもサビで繰り返しがあるのですが、上がっていく後半部分が歌いどころですw

Together forever and never to part

Together forever we two

And don’t you know I would move heaven and earth

To be together forever with you

Rick Astley – Together Forever

さて、And don’t you know I would move heaven and earth To be together forever with you の部分を取り上げてみます。

And don’t you know は、「知らないの?」「分かってるでしょ?」ですね。

次の I would move heaven and earth は、wouldがポイント

普通の「will」は確実性の高い未来や意思を表します。I will have a meeting this afternoon.みたいに。(他の用法もありますが、ここではシンプルにこれで!)

対して「would」は、表現を婉曲(遠まわし)にしたり、確実性を下げたり、仮定法にしたりします。

move heaven and earth は「天と地(地球)を動かす」ですから、「僕」がすることとして現実的ではないですよね。

そこでwouldを使い、後に来る to~と組み合わせることで、「~するためには、僕は~だってするよ!」という比喩表現になるのです。

ということで、I would move heaven and earth To be together forever with you は、「君とずっと一緒にいるためなら、僕は天と地だって動かすよ!(=なんだってするよ!)」となります。

リックと歌うときには、Andから最後まで息継ぎなしで一気に歌うのがポイント!すっきりする~♬!

まとめ~英語を楽しく自然に学ぶ!

今回は、聞く&歌う英語~80年代 Rick Astley(リック・アストリー)をご紹介しました。楽しんでいただけましたか?

語学で一番大切なのは、継続すること!自分に合った方法、楽しめる方法を見つけるのが大切ですよね。

筆者も、〇年前に聞いた曲のフレーズが自然と口から出て、『聞く英語』の威力にびっくりです。

聞く&歌う英語、こちらもどうぞ!

タイトルとURLをコピーしました