”多様性”の名言~世界の偉人に聞いてみよう「心理学者 ロロ・メイ編」

ダイバーシティ- エピソード、参考情報などいろいろ

”多様性(ダイバーシティ)”という言葉から、どんなことが思い浮かびますか?

「女性活躍推進のこと?」「組織を活性化させる(らしい)?」などなど、昨今では特にビジネス文脈に繋がることが多いかもしれません。

さてでは世界の偉人は、どんな言葉で”多様性”を語ってきたのでしょう。

様々な時代・国で異なる視点から語られる「多様性」を垣間見て、それが意味すること、もたらすもの、そして「自分にとっての多様性」を考えてみませんか?

ロロ・メイのプロフィール

今回ご紹介するのは、米国における実存心理学のパイオニア、ロロ・メイです。

1909年に米国オハイオ州で生まれた彼は、家族の問題や自身の結核治療などを経て、精神分析家としての道を歩み始めました。

ドイツ生まれの神学者、パウル・ティリッヒと親交を深め、その影響を大きく受けながら、臨床心理学者、著作家、実存分析家として活動し、「実存心理療法の父」と呼ばれるまでの功績を残しています。

実存心理学においては、ものごとの原因を外的要因(環境や他者など)に求めず、「今ここにいる自分」の主体的な意思決定や選択を重要視します。

つまり、「人生は自分が主体的に築いていくもの」「人生の主人公は、自分である」と考えるということです。

そんなルル・メイが遺した、”多様性”に纏わる名言を見ていきましょう。

ロロ・メイの多様性にまつわる名言

Finding the center of strength within ourselves is, in the long run, the best contribution we can make to our fellow men.

(私たちの中にある強みの中心を知ることは、長い目で見れば、仲間に対する一番の貢献である。)

If you do not express your own original ideas, if you do not listen to your own being, you will have betrayed yourself. Also, you will have betrayed your community in failing to make your contribution.

(あなたが自分自身の考えを表現しないならば、あなた自身の声を聴かないならば、自分を裏切ることになるだろう。そしてまた、あなたができる貢献をしないという意味において、コミュニティをも裏切ったことになるだろう。)

The opposite of courage in our society is not cowardice, it is conformity.

(社会における「勇気」の反対は、「臆病」ではない。「迎合」である。)

One of the few blessings of living in an age of anxiety is that we are forced to become aware of ourselves.

(不安の時代を生きるなかでの数少ない恵みのひとつは、自分自身を知るように強いられることである。)

Many people suffer from the fear of finding oneself alone, and so they don’t find themselves at all.

(多くの人は、自身を見つめることの恐ろしさに苛まれている。そしてだからこそ、自分自身を全く知ることができない。)

まとめ

今回は、米国「実存心理療法の父」、ロロ・メイの言葉をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。

社会、自己、不安、勇気、あなたの心に残るキーワードはありましたか?

多様性の意味、もたらすもの、「あなたにとっての多様性」を考えるきっかけになりましたら嬉しいです。

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