英語が苦手?それなら聞く&歌う英語!90年代 Jamiroquai(ジャミロクワイ)

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筆者が大学生の頃、それはやってきました。でっかいニットキャップとバッファローの角が生えたロゴマーク、そしてブボボボボボボという聞きなれぬ楽器の音。

そしてそして、心地良いんだけどどこか哀愁ある、ファンキーさと洗練が足し算された、Jazzみたいなソウルみたいな、一度聴いたら忘れられない声と音楽。

これが、1992年にデビューしたイギリス出身のアーティスト、ジェイ・ケイ率いるJamiroquai(ジャミロクワイ)でした。アシッド・ジャズというジャンルが大流行したのはこの頃からですね。

いやもうほんとにかっこよかった。『Emergency on Planet Earth』を買いに渋谷のタワレコに走り、バイト代を貯めてヨドバシで買った6連CDコンポ(あー懐かしい、よく出てきたなこの単語)で繰り返し聞いたものです。

ということで今回の『聞く&歌う英語!』は、今でも大好きJamiroquai(ジャミロクワイ)をご紹介します!

When You Gonna Learn?

まずは1992年の彼らのデビュー曲から。2021年6月時点でYoutube520万超再生。(えええー、この名曲が1千万いってないのー?!)

出だしのブボボボボボボという独特な音は、「ディジュリドゥ」というオーストラリア大陸の先住民アボリジニの楽器の音。

この曲のMVでは人類による自然破壊や戦争などに関する映像がコラージュされていて、タイトル『When You Gonna Learn?』(いつになったら気づくんだ?)が、そういった状況への問題提起であることがわかります。

ちなみに、この曲が収録されているアルバム名は『Emergency on Planet Earth』(地球の緊急事態)で、アルバムまるまる”問題提起”トーン。

そして今回取り上げる英語は、出だしの部分です。

Have you heard the news today?

(今日のニュースを聞いたかい?)

People right across the world

(世界中の人々が)

Are pledging they will play the game

(闘いに参加すると誓ってる)

Victims of a modern world

(現代の犠牲者たち)

Circumstance has brought us here

(そんな事々が現状を招いた)

Armageddon’s come too near, too too near, now

(世界の終わりが近づいている、今や、とてもとても近くに)

Jamiroquai – When You Gonna Learn? (日本語はブログ管理者訳)

最初に聞いたときは、正直、ぜーんぜん聞き取れていませんでした。(Have you heard~とかCircumstanceとか、断片的に聞こえたくらい・・・)歌詞を見ながら聞いて、まじかー、そう言ってましたかー、という感じです。

でも歌詞にストーリー性があるので、何回か歌詞を見ながら歌ったら、すぐに一緒に口ずさめるようになりますよ!まぁ分からなくなったらふんふーん♬の鼻歌でOK!1990年代のグルーブ感を楽しみながら歌いましょう~。

Too Young to Die

続いては、同じく『Emergency on Planet Earth』からの2曲目、『Too young to Die』(死ぬには早すぎる)。2021年6月時点でYoutube 1200万超再生。うーん、『When You Gonna Learn?』より多いがそれでも1千万。。。億超え楽曲のすごさがわかる。

このMVでは、ジェイ・ケイの謎の手旗信号ダンスやロボットダンスが堪能できます。ふむふむ、これが進化すると、後の”壁歩きダンス”になるのね。

それにしてもジェイ・ケイ、若い!一瞬誰かわからなかった!まだフェラーリも乗ってないし、荒野を走り回る朴訥なおにーちゃんって感じ。トレードマークのでか帽子がなかったら、街で会っても分からないと思う。(どーでもいいけど、あの帽子、蒸れそうで心配・・・)

さて今回は、出だしからちょこっと過ぎた辺り、”too young to die”の後に続く歌詞を見てみましょう。

So many people

(そんなにたくさんの人々が)

All around the world, yeah
All around the world

(世界中で、そう世界中で)

Seen their brothers fry

(自分たちの同胞が電気椅子で焼き焦げになるのを目にしてきた)

I seen your brother fry

(僕は君の仲間が処刑されるのも見たよ)

What’s the motive?

(なんのため?)

In that madness

(その狂気の中で)

Oh, I wish I knew,

(分かったらいいのにと願う)

you made my people cry

you made my people cry

(君は僕の家族を嘆き悲しませた)

Jamiroquai – Too Young to Die (日本語はブログ管理者訳)

All around the worldの辺りは音の上下が大きくて最初はおおっとなりますが、ゆっくり目のテンポで、英語も比較的聞こえやすいので、何回か歌うとすぐに慣れるはず!

それにしても…「fry」(「魚のフライ」とかのfryです)って自動詞で「電気いすで処刑される」という使い方があるのですね。。うー、想像できてしまう・・・

Virtual Insanity

さて3曲目は、1996年発表のアルバム『Travelling Without Moving』収録の『Virtual Insanity』。PVの”壁歩き”を見たことがある人は多いでしょう。2021年6月時点でYoutube1億8千超再生。おおついに億超え!彼らの一番のヒット曲になりましたねー。

ちなみに、『Travelling Without Moving』の邦題は『ジャミロクワイと旅に出よう』。。。わからん、なぜこうなる。

ちなみにちなみに、『Virtual Insanity』は、なんと来日時の札幌での体験にインスパイアされて作った曲だそうです。

真冬の札幌を訪れて街に出たジェイ→辺り一面雪景色、人っ子一人見当たらず→しばらく歩いたところでおばあちゃん発見→ジェイask「みんなどこに行ったのだ?」→歩き出すおばあちゃん→地下へと続く階段へ案内される→なんとそこには巨大地下都市が広がっていた!!!

・・・お察しの通り、これは日本では普通の地下商店街、「さっぽろ地下街」。

ジェイ・ケイの目には、人気の無い雪景色とざわめき溢れる地下街のコントラストが、なんとも衝撃的な光景に映ったのでしょう。

わからんでもない。筆者もいまだに新宿地下街でも梅田の「うめちか」でも迷います。なぜか方向感覚を失う異世界。(私だけ?)

それはさておき。今回は、サビの部分を取り上げてみましょう。

Futures made of virtual insanity now

(バーチャルな狂気でできた未来は今や)

Always seem to be govern’d

(常に支配されているようだ)

By this love we have

(僕たちが持っている愛によって)

For useless, twisting, our new technology

(無用で、ゆがんだ、新しい科学技術への愛)

Oh, now there is no sound

(ああ今は何も聞こえない)

For we all live underground

(僕たちはみな、地下に住んでいるから)

Jamiroquai – Virtual Insanity (日本語はブログ管理者訳)

さっぽろ地下街か・・・と思って聞くと、また違う味わいで聴こえますね。味噌ラーメンと蟹の匂いが漂ってきそうな・・・

あ!!だからカップヌードルのCMで使われたのか??!!

いや考えすぎですね。妄想飛躍、すみません。

「はらへった、は~らへった♬」と歌うジェイ・ケイからは、もはやバーチャルな狂気は感じられません。どうぞ何杯でも食べてください。

このCMのシリーズでは、個人的にはBon Joviがベスト。日清さん、やりますね。吹き替え歌詞を決めた会議に出てみたかった。こちらに載せてます。

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